兵器

「龍鷹戦記」の用語説明ページ、万覚帳の兵器編です
大砲などの火器、軍船、攻城兵器について説明します

全用語基本単位部隊戦法武装城郭


用語 説明
火器 石火矢
(いしびや)
一貫目以上の砲弾を撃つ大砲。一貫目の弾を撃ち出す石火矢の口径は約86mm(弾径は約85mm)と、二次大戦の戦車砲に相当する。
大筒
(おおづつ)
百匁以上で一貫目未満の鉄製。置き筒が多いが、抱え筒もある。
焙烙火矢
(ほうろくびや)
戦国時代の手榴弾。焙烙という素焼きの器に火薬を入れて漆で固め、火縄を付けて布で包む。これに火を点けて敵方に投げ込んだ。中には火薬の他に鉄釘などが入っており、その破片で敵を殺傷した。海戦で船上の戦闘員を掃討することに使われた他、陸上戦でも使われた。
軍船 安宅船
(あたけぶね)
軍船の一。軍船の中では最大最強を誇るが、機動性に乏しい。船団の旗艦となることが多いが、外洋性は皆無。
関船
(せきぶね)
軍船の一。小早より大型で安宅船よりも小型の中型船。海戦の主力として活躍。
小早
(こはや)
軍船の一。八〜三〇挺の艪で動く小型船。偵察や連絡の他、海戦の数的主力として活躍した。
亀甲船
(きっこうせん)
朝鮮の軍船。日本水軍の切り込み戦術に対抗するために船を亀の甲羅のように覆った。
ガレオン船
(がれおんせん)
欧州諸国の外洋船。竜骨を持つ帆船であり、規模・機動力ともに倭船では相手にならなかった。
竜骨
(りゅうこつ)
キールのこと。船体の底部中央を船首から船尾まで縦断し、底部脊柱の役目を果たす重要な部材。竜骨は「逆風帆走の時に横滑りを抑える」、「喫水を浅くする」など、外洋航海には必須の効果がある。
攻城
兵器
車井楼
(くるませいろう)
井楼とは櫓と同じ意味であり、この兵器は櫓の下に車輪がついており、進退したもの。物見櫓の任を果たしたほか、城郭との高低差をなくして射撃戦の不利を補うものである。装甲として鉄板を張り巡らせたものを「鎧井楼」と言う。
投石機
(とうせきき)
石を投擲して城などの建造物を破壊する兵器。弾力を利用したもの、錘の位置エネルギーを利用したものと種類がある。持ち運びに不便だが、比較的簡単に作れるので戦場近くで作られた。
破城鎚
(はじょうづち)
城門突破に用いる巨大な鎚。普通は丸太を叩きつけるなどして突破するが、これは人力ではなく、綱に丸太を吊し、それを引いて勢いよく叩きつけて使用する。先端に金具を用いて破壊力を高めたものもある。

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