ウェ-ザー演習と電探


 

 この作戦は1940年4月9日から始まった、ドイツによるデンマーク王国、ノルウェー王国への侵攻作戦である。
 忠史では、デンマークは開戦日に降伏。
 ノルウェーは連合軍の援軍を受けるも4月29日に降伏した。
 ノルウェー戦線は、上陸作戦を伴うことから、ドイツ海軍とイギリス海軍がぶつかった。
 トロンヘイム沖海戦、第一次・第二次ナルヴィク海戦、ノルウェー沖海戦でイギリス海軍は世界第二位海軍国としては情けない戦いを展開する。
 しかし、ドイツ海軍も10隻の艦艇を失い、残存艦も多くが損傷した。
 結果的にドイツ海軍はイギリス海軍に対して、逼塞を余儀なくされる。
 その後は壊滅するまでイギリス海軍との遭遇を避け、通商破壊戦を行うしかなくなったのだった。

 だが、この物語では日本海軍がドイツ海軍に技術支援や戦技教育を行っている。
 改龍驤型空母3隻を筆頭に、各艦艇の戦闘力は忠実より上である。
 また、月月火水木金金で鍛え上げられた日本海軍将校の下、訓練も充実していた。
 質はともかく、量で劣るためにこれを覆すのは、訓練度である、という教育だった。
 しかし、日本海軍ほど訓練を盲信しなかったドイツは、新しい技術を次々と導入していく。
 そのひとつが、艦載対艦・対空レーダーである。
 ドイツ海軍はアメリカ、イギリス、日本と言った海軍国に先駆けて、これらを装備。
 ノルウェー戦線に投入したのである。






高松嘉斗side

「―――第二次ナルヴィク海戦は、ドイツの勝利ですか・・・・」

 1940年4月15日、ノルウェー王国中部に位置するナルヴィクで、英独海軍が激突した。
 ナルヴィクはノルウェー戦線における激戦地である。
 4月9日にはロフォーテン諸島沖で、イギリス海軍の巡洋戦艦「レナウン」とドイツ海軍の戦艦「シャルンホルスト」と「グナイゼナウ」が遭遇して交戦した。
 これをナルヴィク沖海戦と呼ぶ。
 次に輸送任務でナルヴィクに停泊していたドイツ海軍の駆逐艦10隻は、停泊中にイギリス軍に攻撃された。
 これが第一次ナルヴィク海戦である。
 これの戦果不十とし、イギリスは戦艦「ウォースパイト」、空母「フューリアス」を中心とした有力な艦隊を投入した。

「普通なら、ドイツ海軍の駆逐艦艦隊は壊滅したでしょうね」

 嘉斗は報告書を机に置き、目の前の将校を見遣る。

「ええ、これを回避したのは、増強したドイツ海軍だけでなく、電探(レーダー)のおかげです」

 海軍軍令部第三部の自分の席に座る嘉斗に対し、彼――柳本柳作海軍大佐は立っていた。
 彼は嘉斗よりも階級が上なだけでなく、隣の第二部第三課長という上役なのに、だ。

「連合艦隊も早くこれらを装備しなければなりません」

 第二部は軍備を担当する部署である。
 レーダー装備を急ぐという柳本の決断は、配備速度を促進することだろう。

「どうやって、ドイツ海軍は勝利したのですか?」

 柳本が嘉斗にこんな話を持ってきたのは、嘉斗の権力をあてにしたに違いない。
 だからこそ、嘉斗は彼の話を詳しく吟味するつもりだった。

「はい、ナルヴィクに停泊中のドイツ駆逐艦艦隊に、イギリス海軍は航空母艦から発進した攻撃隊を送り込みました」

 この攻撃は失敗し、駆逐艦艦隊を殲滅できなかった。
 故に戦艦「ウォースパイト」を含む艦隊が直接攻撃に出ることになったのである。
 この艦隊を発見したのが、ドイツ海軍空母の艦載機だった。
 ドイツ海軍はイギリス海軍の増援が思ったよりも早かったことに、さらに主力艦隊を出撃させていたのである。
 その戦力は戦艦「ビスマルク」、「ティルピッツ」、航空母艦「ドラッヘ」(日本にて建造)、軽巡1隻、駆逐艦8隻だ。
 これに戦艦「グナイゼナウ」が合流する。

「艦載機からの艦隊接近報告を受けた駆逐艦艦隊はナルヴィクを脱出。空になった港湾にイギリス艦隊は突入しました」

 しかし、そこは当然もぬけの殻。
 陸戦隊を出して、ナルヴィクを奪還しようにも、兵力が足りない。
 このまま占領していても意味がないと判断したイギリス艦隊は一時、沖合に艦隊を退避させた。
 その夜、ドイツ艦隊が退避するイギリス艦隊をレーダーで見つけたのだ。
 夜戦を重視した日本海軍の薫陶を受けたドイツ艦隊は、レーダーと夜目を頼りに接近。
 全く気付かなかったイギリス艦隊にT字戦法で挑んだのだ。

「戦艦1と戦艦3の戦いですか・・・・」

 イギリス戦艦の「ウォースパイト」は38.1cm(42口径)連装砲4基。
 ドイツ戦艦の「ビスマルク」、「ティルピッツ」は38cm(47口径)連装砲4基、「グナイゼナウ」は28.3cm(54.5口径)3連装砲3基。
 砲数が8門と24門では違いすぎた。
 さらに遭遇戦であったイギリス海軍に対し、ドイツ海軍は会戦だった。
 この違いは勝敗に直結し、イギリス海軍は戦艦「ウォースパイト」と駆逐艦4隻を喪失する。
 ドイツ側はビスマルク型戦艦が小破、「グナイゼナウ」はほぼ無傷だった。

「このように、夜戦において、電探の有効性を示しました」

 元々、「闇夜の提灯」と称され、レーダー不要論があった日本海軍。
 現在の研究は動かない、敵に位置を知られている地上施設防衛のための対空レーダーの開発がメインだ。

「常にレーダー波を出す必要はありません。定期的にレーダー波を照射し、常に逆探をかけておけば、こちらの位置を必要以上に曝け出す必要はないのです」

 柳本の話には、熱が入っていた。
 途中で第三部に入室してきた軍人たちも聞き入っている。
 情報部門である以上、レーダーは興味の対象だったのだ。

「イギリス海軍に勝利した一因に電探がある以上、電探は無用の長物ではありません」
「なるほど」

 嘉斗は納得したように頷いた。
 それと同時に、頭の固い上層部を黙らせる"戦歴"を示す。
 この具体性があれば、海軍上層部も動くだろう。
 だが、今から開発を加速しても間に合わない可能性が高かった。

「つまり、柳本課長は、ドイツ潜伏中の海軍情報部の人間に、ドイツの艦載電探の情報を掴み、帰国してもらいたいと言っているのですね?」

 嘉斗は柳本の言わんとすることを的確に言う。
 その内容に情報部の軍人たちは小さく息を飲んだ。
 現在、日独は友好関係にある。
 しかし、日本は欧州大戦に不介入を宣言した。
 このため、戦前のようにドイツから技術提供を受けるのは難しいだろう。
 ならば、奪えばいい。
 嘉斗の発言は、こういうことだった。

「ドイツ国内は憲兵隊によって厳しく統制されています。スパイ行動に動いたならば、その情報部員は死ぬ確率が高くなりますが?」
「だが、是が非でも欲しい」

 子どものような発言だが、南京攻防戦以来、険悪さが増していく日米間のことを考えれば、当然とも言えた。

「・・・・情報部員にとって一番安全なのは、こちらも技術を提供することです」
「技術交換ですか」
「しかし、これは中立協定に引っかかる可能性が高い。下手をすれば、戦争になります」

 「ただでさえ、アメリカは日本に戦争を吹っ掛ける口実を探しているのですから」と続ける嘉斗に、情報部は沈黙する。
 大国・米国は日本と戦争することを決めている。
 これが情報部の共通見解だった。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 事態の大きさに、柳本は沈黙する。

「また、電探の技術を引き出すほどの技術はありますか?」

 軍備部はいくつかの新技術を持っているだろう。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 柳本の脳裏をよぎったのは、酸素魚雷だろう。
 潜水艦を多用するドイツが装備すれば、その効果は計り知れない。

「いや、あれはダメだ」

 そう、ダメだ。
 何せ、日本海軍の秘密兵器なのだから。

「なら、輸出用駆逐艦の設計図でも渡せばいいのでは?」

 ヴェーザー演習作戦で、ドイツ軍は駆逐艦を多く失った。
 艦隊の馬車馬である駆逐艦が不足すれば、有力な戦艦艦隊ですら予期せぬ撃沈を喫する可能性がある。
 現在開発中の輸出駆逐艦は、約1,250t。
 量産性を重視しており、約5ヶ月で建造可能だった。
 建造ドックは駆逐艦用ドックを抱える舞鶴、横須賀ではなく、瀬戸内海島嶼部の造船所が使用される予定である。
 本来の舞鶴や横須賀は他の駆逐艦の量産に努める。

「この駆逐艦は二等駆逐艦と同様、堅実な設計であり、我々からすれば特筆する新技術はありません」

 新技術を取り入れた高性能駆逐艦が、一等。
 堅実な技術を使った平均的駆逐艦が、二等。
 明治海軍が決めた駆逐艦の建造計画だ。

「しかし、第一次欧州大戦で敗北し、海軍を失ったドイツからすれば、高性能艦でしょう」

 約15年に及ぶ海軍休日の結果、ドイツは海軍の技術革新を怠ってきた。
 元々が陸軍国であることを考慮しても、海軍技術は数年前だと言える。
 ここに日本がテコ入れし、現在のドイツ艦隊を作り上げた。しかし、協力したのは戦艦や空母、重巡洋艦という主力艦である。
 駆逐艦はほとんど手付かずだった。
 このため、ドイツはZ23型駆逐艦の建造を始めていた。
 これは駆逐艦というのに150mm砲という重巡洋艦に匹敵する主砲を搭載し、基準排水量2,600tという化け物駆逐艦だった。
 規格外さは日本海軍の実験軽巡「夕張」を超えるものだ。
 だが、軍艦とはバランスが重要であり、特に船体と主砲の関係は戦闘力に直結する。
 150mm砲の反動を吸収する船体がZ23型駆逐艦に備わっているか疑問である。
 また、航続距離や機関の信頼性などもあり、日本の駆逐艦の方が使い勝手が良いだろう。

(まあ、航続距離の短いのが問題だが)

 それでも、外洋海軍と沿岸海軍では、必要とする航続距離の概念も違う。
 まず間違いなく、この駆逐艦の方が長いだろう。

「輸出用駆逐艦、ですか・・・・」

 柳本の脳裏で、シーソーが動く。
 やがて、それは嘉斗の提案の方に傾いた。

「海軍省に掛け合う必要がありますが、試す価値はありますね」

 そう言うと、柳本は嘉斗に向けて敬礼した。

「ご助言、感謝します」
「いいえ、こちらこそ、貴重な情報をありがとうございました」

 相手がこちらを皇族として扱う以上、嘉斗もそれに付き合う義務がある。
 嘉斗が敬礼をしていた手を下ろすと、柳本もその手を下ろし、回れ右した。

「お?」

 柳本が意外そうな声を出す。
 振り返った先には、彼の海軍大学校時代の同期がいたのだ。

「おお、柳本か」

 片手を上げて挨拶したのは、海軍大学校で教鞭を振るう、高木惣吉海軍大佐だった。

「なぜ、教員の貴様がここに・・・・」

 「いる?」と、訊きかけ、柳本は振り返る。
 そこには、嘉斗が穏やかな笑みを浮かべていた。

「・・・・なるほど」

 高木は海軍大学校甲種二五期の首席であり、ブレーントラストの発案者である。
 ブレーントラストとは、戦争理念の研究、生産増強策の提案、海軍政治力の補強に貢献すべく、各方面より人材を確保して構築された軍務局付属機関である。
 海軍内の改革を行ってきた嘉斗も当然メンバーであり、高木との交流があって当然だった。

「高松中佐、ブレーントラストの件で情報が欲しい」

 高木は嘉斗を海軍軍人として扱う。

「ええ、何なりと」
「では、各国の電探開発状況とその進捗具合を・・・・って、どうした?」

 立ち去らずにいた柳本が口を開け、ポカンとしていることに気付いた高木は、話を中断した。

「いえ、柳本大佐もほとんど同じ用件で来られたので」
「・・・・ほぉ、それは興味深い。軍令部の軍備部門が味方ならば心強い」

 嘉斗の言葉を受け、高木は目を光らせる。

「貴様も電探が必要と考えるか?」

 同期主席ならば、同じ考えでも違う視点を持っているかもしれない。
 そういう思いで、柳本が訊く。

「当然。孫子は『敵を知り、己を知れば百戦危うからず』と言うが・・・・」

 高木は『孫子』の有名な文を言った。

「己を知らずとも、敵を知れば、百戦必敗ならず」

 「これが俺の理論だ」と胸を張る。

(確かにそうですね・・・・)

 自分がボロボロであるという状態を知らずとも、敵を見つければどうにかなるかもしれない。
 全てにおいて、未知が一番怖いのだ。




「―――もう、疑いがありませんね・・・・」

「ええ、やはり電探は今後の海戦で必須です」

 6月12日、軍令部第三部にて、嘉斗と柳本は再び会っていた。
 話題は6月8日に起きたノルウェー沖海戦である。
 ノルウェーの戦いは、ノルウェー北部に連合軍が上陸したことで長期化していた。
 尤も、戦局自体はドイツ軍が優勢であり、イギリス軍は6月8日に撤退を開始する。
 このため、ドイツ海軍は撤退する船団を撃破するためにイギリス艦隊に勝負を挑んだのだ。
 この戦いで、イギリスは戦艦「レナウン」を投入した。
 ノルウェーの戦い初期では、ドイツの巡洋戦艦「シャルンホルスト」と「グナイゼナウ」を相手に戦った勇猛艦である。
 すでにイギリスは一連の戦闘で戦艦「ウォースパイト」を失っていた。しかし、この第二次ナルヴィク海戦でドイツ戦艦の「ビスマルク」、「ティルピッツ」は損害を受けている。
 出てくるとすれば、巡洋戦艦であり、「レナウン」でも十分だと考えたのだ。

「でも、僕はここ一番で敵艦隊を発見する航空機偵察に興味を持ちますね」

 複数に分かれたイギリス船団を発見したのは、空母「ドラッヘ」から飛び立った偵察機だった。
 この偵察機は他にも船団を発見したが、大物である敵空母を発見したのである。
 戦艦「シャルンホルスト」、「グナイゼナウ」、重巡「アドミラル・ヒッパー」、空母「ドラッヘ」、駆逐艦6隻を率いていたマルシャル大将は艦隊を分けることにした。
 護衛がいない船団に重巡と駆逐艦4隻を向かわせ、空母は2隻の駆逐艦と共に後方待機。
 巡洋戦艦のみで敵空母を撃沈することにしたのだ。
 日米英では考えられない作戦だったが、結果的には成功した。

「英空母『グローリアス』が巡洋戦艦に撃沈される、ですか」

 「大艦巨砲主義者が喜びそうな話です」と嘉斗は肩をすくめる。

「ええ、実際に新型戦艦の3番艦、4番艦の建造を認めよ、と声を荒上げています」

 柳本は困ったように首を振った。
 そう、新型戦艦(後の大和型)2隻の同型艦は予算が下りなかった。
 マル4計画では最後まで3番艦、4番艦の建造が主張されたが、戦艦はなし。
 大型航空母艦三、中型航空母艦一が採用されていた。
 これに不服を持った者たちが、今回のノルウェー沖海戦で艦政本部を突き上げているのだ。

「彼らもレーダー射撃を実施したところを注目してほしいですね」

 戦艦が空母を沈めたというよりも、煙幕をものともせずにレーダーで捉えた対象に砲撃を加えた、ということに注目するべきだ。

「偵察機による早期敵発見、レーダー射撃による早期敵空母撃沈が、次の戦いを生んだんですよね」

 忠実では船団捜索に時間がかかり、空母撃沈も煙幕で時間稼ぎされた。
 その間に、戦艦「シャルンホルスト」が雷撃で損傷したため、作戦は中止されたのだ。
 しかし、煙幕を張っている間にイギリス駆逐艦が独戦艦を攻撃するチャンスはなかった。
 このため、ドイツ戦艦は無傷で空母を沈めたのだ。
 結果、燃料・損害共に打撃を受けなかったドイツ海軍はさらに北上。
 偵察機が見つけていた船団へ向かう。
 この船団は連合軍の撤退する兵員を乗せており、戦艦「レナウン」、空母「アーク・ロイヤル」と軽巡洋艦「サウサンプトン」、防空巡洋艦「コヴェントリー」と駆逐艦8隻に守られていた。
 イギリス海軍も偵察で迫る戦艦2隻を発見しており、これに対して攻撃隊を繰り出した。
 スクア艦上爆撃機4、ソードフィッシュ艦上攻撃機8である。
 ドイツ海軍は敵に空母が存在していることから、空母「ドラッヘ」から艦上戦闘機を出撃させた。
 Bf 109T(艦載機版メッサーシュミット)16機である。
 本来は空母「グローリアス」攻撃の際の直援機だったのだが、発艦作業に手間取ったため、イギリス攻撃隊が到達する前に上空に達したのだ。
 結果、質・量ともに優れるドイツ戦闘機隊が勝利し、ドイツ艦隊は無傷で迎撃に出た戦艦「レナウン」、軽巡「サウサンプトン」、駆逐艦4隻と激突した。

 結果として、イギリス艦隊は大敗する。
 「シャルンホルスト」が「レナウン」の相手をしている間、「グナイゼナウ」が他を相手にする。
 イギリス艦隊は煙幕を張り、「サウサンプトン」と駆逐艦4隻が突撃。
 しかし、レーダー射撃を行った「グナイゼナウ」の主砲と副砲に押しまくられたこれらの艦隊は「グナイゼナウ」に1発の魚雷を当てることもできずに撃退された。
 「グナイゼナウ」は「サウサンプトン」の15.2cm砲の1発を食らっただけだった。
 そのまま「グナイゼナウ」は激しい砲撃戦を続ける戦艦同士の戦闘に参加。
 最終的にはイギリス戦艦「レナウン」を撃沈する。

「イギリス海軍は真っ青でしょうね・・・・」

 嘉斗は知り合いの海軍将校の顔を思い浮かべた。
 今回のノルウェーの戦いで、イギリス海軍は戦艦2隻と空母1、軽巡1、駆逐艦数隻を失っている。
 対して、ドイツ海軍は重巡「ブリュッヒャー」、駆逐艦数隻を喪失。
 イギリスは圧倒的に格下の海軍に煮え湯を飲まされたのだ。









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