用 語 集

「蒼炎の灯」と「赤鬼、そして鎮魂歌」における用語の説明ページです
各項目ごとに説明してあるので参考にして下さい

世界観
能力
組織
学園
術式
(別ページ)



世界観

能力者 一般人とは違う特性のある者たち。有名な陰陽師や修験道者、霊能力者と呼ばれる者などもこれに属す。また、退魔活動に従事する能力者を特に“退魔師”という。
妖魔

妖怪などと呼ばれる存在で、現代の生物学では証明できない生命活動を行う。長い闘争から有名なものはリストアップされ、上級、中級、低級などに分けられている。

守護獣 術者の生まれた時より付き従う神獣。それぞれの属性の精霊を従え、主人とは意思の疎通も可能と伝えられるが、存在は伝説の域を出なかった。術者に対して絶対服従の性質を負っている。
鬼族 妖魔の中でも最高ランクに分類される鬼と人間の合いの子の一族。術への抵抗性が強く、弱いものなら無効化してしまう。
退魔機関の共通の敵として古くから戦い続けてきた。

能力
精霊

「万物の根源をなすという不思議な気。精気」(広辞苑第五版岩波書店 引用)精霊術で言う6つの精霊は自我や決まった形のない微小な粒――エネルギー塊と考えられている。

"気"

発頸などの使われる<>とは異なり、術者特有のもの。精霊顕現の制御や発動、術式の展開や維持と密接に関係している。精霊術を使うごとに精神力と共に消耗していく。また、身体の代謝能力を高め、常人以上の身体能力を誘発する。しかし、普段は休ませており、必要に応じて体に展開させて使う。魔力や精力と同じように休めば回復する。

精霊術 <><><><><><>の精霊を使役する者が使う能力。術の行使は“気”を媒介して行われるので“気”の総量が従える精霊量に直結する。よって“気”は感情に大きく影響を受けるので感情の発露=“気”の猛りは精霊術の強弱に関係する。
術内には精霊とその精霊名そのものが混ざり合っている。一般的に<>と熱・光エネルギー、<>と水分子、<>と大気、<>と電子、<>と地、<>は生命、などが関連している。
炎術 <>の精霊を使用する術。<>の概念色は緋色。
持続的攻撃力を最強。閃光と轟音が特徴。低位者は精霊の少なさから酸素を必要とするが、高位者のみ許された精霊100%の真正の炎は真空でも顕現する。
水術

<>の精霊を使用する術。<>の概念色は蒼色。
攻守のバランスが取れた万能型。水蒸気から氷まで水の三態を支配することが特徴。故に多彩な術式で敵を翻弄し、特筆する弱点なし。

風術 <>の精霊を使用する術。<>の概念色は無色。
速度・含有情報量はトップ。攻撃力は最弱だが、索敵能力が高く、補助系統の術式が多いため、自らのテリトリーに入り込んだ敵を駆逐する。
雷術 <>の精霊を使用する術。<>の概念色は黄色。
瞬間的攻撃力・攻撃速度最高。一撃必殺とも言える能力だが、融通の利かない【力】で精神力の負担が激しく、援護なしでは長期戦は戦えない。
地術 <土>の精霊を使用する術。<土>の概念色は赤褐色。
瞬間・持続的防御力はダントツのトップ。だが、神秘性がほぼゼロなため、物理攻撃のみの泥臭い戦いしかできない。
異体質能力 身体・精神能力が超越した者や特殊能力。通称、異能力。
原因として妖魔との遭遇で妖気よって異能が感染。そして、何かの拍子に覚醒する。先のように事件に巻き込まれた後天性異能力の他、一族関係上、生まれつき異能を持つ先天性異能力、この2種類がある。

組織
宗家 各々の精霊の聖地を本拠地とする各精霊術師の中で最も感応力が強い一族。宗主家を本家(=直系)と言い、分岐した家を分家(=傍系)という。
退魔界において絶大な発言力を有し、その強大な戦力は極東だけでなく、世界にも有名である。
SMO 防衛省所属の国営退魔機関。異能力者を多く抱え、陰陽寮が行っていたような首都防衛だけでなく、地方退魔も全て国の手で行おうと結成させられた組織。新退魔機関と称され、民間の退魔機関――旧退魔機関と長く冷戦状態にある。
諸家 宗家とは祖先が違うが、精霊を使役する一族(=諸系)。宗家ほどの総合戦闘力を有しないが、一族特有の能力があり、その分野においては宗家を凌駕する。能力者全体で見ても、高位に位置する。
陸綜家 旧組織における軍事同盟。かつては全精霊術師宗家六、鎮守家、神代家の八家からなる 捌綜家だった。御門家と凛藤家の滅亡で、現在の六家となる。
監査局 SMOの内部機関。主に内部における犯罪行為を取り締まる。情報収集をするコードネーム持ちと実務に当たるものたちがいる。また、犯罪者で構成された特赦課を擁する。
太平洋艦隊 海洋妖魔を追討する海洋戦力。鴫島を本拠地にし、表の軍隊と正面切って戦える戦闘能力を有するSMO最大戦力。
【叢瀬】 SMO監査局の「叢瀬計画」で誕生した、人工異能者集団。通り字に「央」を使い、その身に異名を冠すると一人前とされる。
六綜家<鉾衆>の最大派閥。

学園
統世学園 「世を統べる人材を育成せよ」を目標とする私立校であり、生徒・教職員共に個性的な人が多い。学園と言いつつも中等部と高等部だけで、中等部は敷地の一角に一棟だけあるという小規模。
 ほぼ山全体と言う広大な敷地と大学並みの豊富な部活動、更には「普通科」「商業科」「工業科」「特別選択科」の4つのコースがあり、それぞれ4クラスある。一学年16クラスという大きな学校。
生徒自治会 以前は小規模の物だったが、5年前の教師連を破る功績で学校の頂点を占める。暗部を統括し、部費などの運営費は全て生徒会だけで運営される。これにより、無理矢理にも学校は放任主義を取らざる得なくなった。難攻不落の生徒会棟を擁する統世学園の中枢。
生徒会直属暗部 生徒会によって選出されたある分野に特化した者たち。「執行部」「情報部」「工作部」の3部署に分かれ、密かに行動する。但し、生徒会に関係ないものには動かない。
不正取締委員会

委員会のひとつ。他校では「風紀委員」に位置づけられる。半ば無法地帯と化している校内を取り締まる生徒たち。

音川町

町の中心にそびえる烽旗山に統世学園があり、学生が快適に過ごせる町作りを目指す。交通手段では大半が地下鉄が担っており、そのダイヤは登校――遅刻寸前生徒――の妨げにならないように配慮されている。


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