精霊 |
「万物の根源をなすという不思議な気。精気」(広辞苑第五版岩波書店 引用)精霊術で言う6つの精霊は自我や決まった形のない微小な粒――エネルギー塊と考えられている。
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"気" |
発頸などの使われる<気>とは異なり、術者特有のもの。精霊顕現の制御や発動、術式の展開や維持と密接に関係している。精霊術を使うごとに精神力と共に消耗していく。また、身体の代謝能力を高め、常人以上の身体能力を誘発する。しかし、普段は休ませており、必要に応じて体に展開させて使う。魔力や精力と同じように休めば回復する。
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精霊術 |
<火>・<水>・<風>・<雷>・<土>・<森>の精霊を使役する者が使う能力。術の行使は“気”を媒介して行われるので“気”の総量が従える精霊量に直結する。よって“気”は感情に大きく影響を受けるので感情の発露=“気”の猛りは精霊術の強弱に関係する。
術内には精霊とその精霊名そのものが混ざり合っている。一般的に<火>と熱・光エネルギー、<水>と水分子、<風>と大気、<雷>と電子、<土>と地、<森>は生命、などが関連している。 |
炎術 |
<火>の精霊を使用する術。<火>の概念色は緋色。
持続的攻撃力を最強。閃光と轟音が特徴。低位者は精霊の少なさから酸素を必要とするが、高位者のみ許された精霊100%の真正の炎は真空でも顕現する。 |
水術 |
<水>の精霊を使用する術。<水>の概念色は蒼色。
攻守のバランスが取れた万能型。水蒸気から氷まで水の三態を支配することが特徴。故に多彩な術式で敵を翻弄し、特筆する弱点なし。
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風術 |
<風>の精霊を使用する術。<風>の概念色は無色。
速度・含有情報量はトップ。攻撃力は最弱だが、索敵能力が高く、補助系統の術式が多いため、自らのテリトリーに入り込んだ敵を駆逐する。 |
雷術 |
<雷>の精霊を使用する術。<雷>の概念色は黄色。
瞬間的攻撃力・攻撃速度最高。一撃必殺とも言える能力だが、融通の利かない【力】で精神力の負担が激しく、援護なしでは長期戦は戦えない。 |
地術 |
<土>の精霊を使用する術。<土>の概念色は赤褐色。
瞬間・持続的防御力はダントツのトップ。だが、神秘性がほぼゼロなため、物理攻撃のみの泥臭い戦いしかできない。 |
異体質能力 |
身体・精神能力が超越した者や特殊能力。通称、異能力。
原因として妖魔との遭遇で妖気よって異能が感染。そして、何かの拍子に覚醒する。先のように事件に巻き込まれた後天性異能力の他、一族関係上、生まれつき異能を持つ先天性異能力、この2種類がある。 |