龍鷹侯国 |
一門衆 |
鷹郷 忠流
(たかさと あつる) |
龍鷹侯国第二三代目侯王。従五位下、権少納言兼侍従。幼名は藤丸。兄・貞流との内乱に勝利して侯王となる。通称は藤次郎。
六省の設立、農業改革、硝煙国産化など内政にも才を示し、軍事においても戦略家として名を馳せる。
侯王になっても破天荒は変わらず、重臣たちを慌てさせる。最近、自分の周りはボケばかりだという、ボケをかます。 |
鷹郷 従流
(たかさと つぐる) |
朝流の四男。幼名は橘丸、法名は光明。通称、橘次郎。
忠流によって僧籍から呼び戻され、龍鷹軍団の旗頭となり、戦場に出る。
馬に乗れず、輿にて采配を振るうが、本人は乗れないのではなく、乗らないと言い訳する。 |
鷹郷 勝流
(たかさと かつる) |
実流の長男。幼名は源丸。通称、源次郎。
内乱時、指宿軍港にて匿われ、内乱後は艦艇刷新計画を推進する。最近は西洋娘と世界のお勉強が趣味。 |
卿 |
鳴海 直武
(なるみ なおたけ) |
陸軍卿。”軍神”の異名を持つ、戦上手。
内乱後、家督を盛武に譲って龍鷹軍団再建に尽力する。 |
鹿屋 利直
(かのや としなお) |
治部卿。”翼将”の異名を持つ戦略家。
内乱後、家督を利孝に譲って外交を担当する。 |
武藤 晴教
(むとう はるのり) |
式部卿。武藤鉄砲隊を創設した軍略家。
内乱後、兵器開発や後進の教育を行う。 |
御武 昌盛
(みぶ まさもり) |
民部卿。港湾都市・宮崎を任された官僚。
内乱後、侯国全体の経済を担う。 |
東郷 秀家
(とうごう ひでいえ) |
海軍卿。男女沖海戦で活躍した英傑。
内乱後、海軍の艦艇刷新計画を推進する。 |
後藤 秋美
(ゴトウ アキミ) |
宮内卿。鷹郷朝流の側室。実流、従流の実母。
内乱後、鹿児島城に入り、奥を守る。 |
加納 猛政
(かのう たけまさ) |
近衛大将。忠流の前に立ちはだかる最後の壁。
内乱後、新組織「近衛軍」の創設および運営を任される。 |
大輔 |
長井 衛勝
(ながい もりかつ) |
兵部大輔。”槍の弥太郎”と異名を取る龍鷹軍団最強と称される長井軍総帥。
龍鷹軍団の先鋒として軍を率いる。 |
鹿屋 利孝
(かのや としたか) |
民部大輔。”翼将”の後継者として鹿屋城を継ぐ。
二代目の翼将として龍鷹軍団別働隊を指揮する他、南大隅の行政を担当。 |
佐久 頼政
(さく よりまさ) |
式部大輔。元人吉城主。
内乱後、大口城代に任命され、若い指揮官に最前線の教育を行う。
佐敷川の戦いで人吉城を奪還する。 |
南雲 唯和
(なぐも ただかず) |
治部大輔。龍鷹海軍第三艦隊司令長官。
第三艦隊は周辺諸国との交易を目的としている。 |
絢瀬 吉政
(あやせ よしまさ) |
宮内大輔。元小林城主。
病弱なため、家督を晴政に譲り、鹿児島城守備隊を指揮する。 |
藤川 晴崇
(ふじかわ はるたか) |
佐敷城を奪還されたが、刑部大輔に就任した。忠流が見出した中堅指揮官では終わらない交渉術に優れた部将。 |
少輔 |
武藤 統教
(むとう つねのり) |
武藤家当主。父は式部卿の晴教で、兄は藤秋の乱で戦死した家教。
兵部少輔の地位にあり、武藤鉄砲隊を率い、長井家と共に先備を形成する。 |
霜草 忠久
(しもくさ あつひさ) |
黒嵐衆頭目で、忠流の側近の刑部少輔。「忠」は主君からの偏諱。
全忍びの統括をする上忍で、『鈴の音』捜索陣頭指揮を執る。 |
絢瀬 晴政
(あやせ はるまさ) |
絢瀬家当主。民部少輔兼日向陣代として小林城から宮崎へ移る。
日向衆の全権を握る青年武将。 |
瀧井 信成
(たきい のぶなり) |
元枕崎城主。”瀧井流槍術”の師範。
内乱後は士分の個人戦闘力向上のため、式部少輔に任じられた。 |
従流勢力 |
後藤 公康
(ごとう きみやす) |
後藤家当主。後藤家は従流の母の生家。
従流の側近として兵を率いる。 |
相川 舜秀
(あいかわ きよひで) |
相川貞秀の次男。現相川家当主。
薩摩衆の大名として、従流派の中で大きな発言力を持つ。 |
吉井 忠之
(よしい ただゆき) |
岩剣城の戦いで爆死した吉井直之の弟。
物頭として一手を率いる。 |
真砂 刻家
(まさご ときいえ) |
武藤家教の長男。跡取りだったが、家督は叔父の統家が継いだ。
武藤の名を捨て、断絶していた真砂家の名を名乗る。 |
その他 |
加納 郁
(かのう いく) |
加納猛政の娘。忠流の護衛。
小柄ながらも霊力に裏打ちされた膂力を持つ少女。 |
御武 幸盛
(みぶ ゆきもり) |
御武家当主。祖父は民部卿の昌盛。父は藤秋の乱で戦死した時盛。
偏諱は断ることができるほど信頼された(?)の忠流側近。優れた霊能士。 |
瀧井 信輝
(たきい のぶてる) |
瀧井信成の嫡男。瀧井流槍術の使い手。
近衛衆に入り、一手を引き受ける部将。 |
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村林 信茂
(むらばやし のぶしげ) |
薩摩出水城城将。
内乱では貞流方について決戦にて奮戦。国境を守る勇将として誉れ高い。 |
長井 弥太郎
(ながい やたろう) |
長井衛勝の嫡男。年齢に似合わぬ巨漢であり、能天気に敵をなぎ倒す。 |
聖炎国 |
火雲 親家
(ひくも ちかいえ) |
聖炎国国王。
龍鷹軍団と幾度も決戦を経た宿敵。 |
火雲 親晴
(ひくも ちかはる) |
親家の養子。虎熊宗国出身。
部将として優れた面を持つも、戦場における武士の心理を理解できない面を持つ。 |
火雲 珠希
(ひくも たまき) |
親家の長女。加勢川の戦いの結果、熊本城を奪還し、国主となった。
中性的な容姿で、親晴が嫉妬を抱くほどの戦略家。 |
名島 景綱
(なしま かげつな) |
八代城主。
火雲家の分家で、親家正室の兄。聖炎軍団最強部将。 |
国木田 政次
(くにきだ まさつぐ) |
親晴の傅役であり、同じく虎熊宗国出身。
親晴勢の指揮を採る。 |
名島 重綱
(なしま しげつな) |
景綱の嫡男。
聖炎軍団若手筆頭とも言われ、父譲りの戦上手である。 |
十波 親吉
(となみ ちかよし) |
菊池城主。十波家は火雲家の分家。
親晴側室の弟で、次期幹部として英才教育を受ける。 |
十波 椎
(となみ しい) |
親吉の姉にして親晴の正室。
楚々とした態度や控え目な性格で、まさに姫然としている。親晴との間には一男設けている |
燬峰王国 |
燬羅 結羽
(きら ゆう) |
燬峰王国の王女。現国王の妹。
使節団と共に龍鷹侯国にやってきて、何故か留まっている。 |
燬羅 尊純
(きら たかずみ) |
燬峰王国国王。
西肥前の豪族たちが軒並み死亡した「竜造寺の変」の真相を追う。 |
燬羅 紘純
(きら ひろずみ) |
諫早城主。尊純・結羽兄妹の伯父。
朴訥な人物だが、燬峰軍団軍団長として兵権を握る。 |
時槻 尊次
(ときつき たかつぐ) |
燬峰王国宰相。尊純の側近中の側近。
吏僚的な才を示すが、戦っても有能。主に大戦略を担当する。 |
虎熊宗国 |
虎嶼 持弘
(とらしま もちひろ) |
虎熊宗国宗主。広大な領土を支配する二虎六熊制度を作り上げた張本人。
出雲外征失敗で次男を喪い、政務への興味を喪失。愛妾を溺愛する毎日を過ごす。 |
虎嶼 晴胤
(とらしま はるたね) |
持弘の長男。山陰・山陽方面の虎将。
出雲外征以降窮地に立った本州方面で獅子奮迅の働きを見せて安定化させた名将。 |
羽馬 修周
(はば さねちか) |
西海道方面の虎将。持弘に代わり、政務を執り行う。
その関係でなかなか西海道方面へ兵を出せない。 |
島寺 胤茂
(しまでら たねしげ) |
肥前方面の熊将。村中城主。
肥前衆を救援するために沖田畷の戦いへ臨み、鷹郷従流・燬羅結羽の策によって戦死。 |
その他 |
紗姫
(さき) |
霧島神宮のトップ。通称、"霧島の巫女"。
龍鷹侯国侯位決定権を持ち、魔槍・<龍鷹>をその身に宿す半人半神。 |
桐凰 昶
(とうおう あきら) |
皇族・桐凰氏の皇女。今上天皇の娘。
何故か龍鷹侯国に下向してきた、元斎宮。
右目の光を失っており、常にまぶたを閉じている。 |
ゴドフリート・グランベル |
イスパニア帝国の提督。
嵐によって艦隊が壊滅し、薩摩に流れ着いた。
西洋の進んだ技術を龍鷹侯国にもたらし、見返りとして帰還艦隊の建造を依頼する。 |
リリス・グランベル |
ゴドフリートの娘。無口だが、世界各国の言語を介して筆談で応じる。
何気に勝流と仲良し。大人たちは婚姻を考えている。 |
椋梨 宏元
(むくなし ひろもと) |
周防国岩国城主。
小戦の名手で何度も虎熊軍団に苦杯を舐めさせた。岩国城陥落により行方不明。 |
椋梨 加奈
(むくなし かな) |
周防国岩国城の姫。宏元の妹。
龍鷹侯国の誘いを受け、一族を率いて城を脱出。 |